
積読 週刊ダイヤモンド 高く売れる家 売れない家 2015/3/7
今年は商売にならない査定ばっかりしている気がします。
さて、特集の副題は意味深です。
高く売れる家 に対して 「高く売れない家」 ではなく 「売れない家」です。
なかなか理解してもらえません。
場合によっさては追い銭してでも引き渡したい物件もあります。値がつけば御のじです。
また、賃貸仲介より安い仲介手数料となってしまう都市部の家屋も沢山あります。手間代の方が高くなるので、リスクと合わせ考えると、請け負えません。
でも、所有者は購入時の価格をそのまま適用しようとするので、更に難しくなります。
やはり登記簿が法務局に来る前の旧土地台帳時代の、この土地でどれだけお米が収穫できるか!での土地評価時代に戻るのかもしれません。土地神話はもう無いのですから。
協栄興産株式会社のホームページに事例を書きたいと思っていましたが、なかなかWebページの更新は手間がかかります。そこで、ブログに専用のカテゴリー「不動産の「困った」へのヒント(仮称)」を作って、リンクさせることにしました。
ブログは現在、
フェイスブックにリンクさせたり、
ツイッターにリンクさせたりとしているキー媒体ですので、更新は慣れています。
フェイスブックが広まって以来、ネット上での記事を、初見で会う営業マンが事前情報として調べることも多くなっているようです。しかし「見ました!」とアピールしているだけで、営業としての事前対策はしていないので、有効には利用されていないようです。ましてや、エンドユーザーには・・・。
このカテゴリーの記事はもちろん仮名や脚色を多用します。個人情報のみならず、守秘義務も課せられていますので、さすがにストレートに書くことは出来ません。
ニュースレターに事例を書き、特定の読者に注意喚起のメッセージを送ったのですが、本人は気付かず、違う方が「私の事でしょ?襟を正します」と言われることもしばしばあります。ですから、万一、当人がこのカテゴリーの文書を読んでも、絶対自分の事だとは分からないと思います。
何から書こうか迷いますが、進むうちに話の方向性が変わってしまい、カテゴリー名事態を変えてしまう事もあるかもしれません。
今回ケータイホームシステムを、ドコモが設定したパターンではなく、高齢者独居住宅で利用してみました。
出来る事は説明に書いてありましたが、出来ない事は書いていないか、目立たない表記なので、使用してみてわかる事が多くありました。
システムの柱であるインターホンは録画画像をまとめて閲覧できます。来訪時に映像が見れるわけではありません。電話回線を繋げば、来訪時のインターホンに携帯電話を繋げ会話する事が出来ます。このときも画像は見れません。
玄関錠は施錠だけ出来ます。開錠は出来ません。玄関鍵へ登録した機器は開錠しか出来ないようです。家電製品として登録したらON、OFF認識させ、無理やり動かすことが出来るのでは?とも思いますが、玄関側のHA詳細も不明なのでチャレンジはしませんでした。施錠だけですので、締め出されたお年寄りの為に開錠するということは出来ないようです。制御錠はオートロック機能がついています。何も持たず締め出された時は、インターホンで助けを呼ぶしかありません。
家電制御は便利ですが使う事はなさそうです。急な雨の時開け放たれた窓の代わりに雨戸を閉めるという状態を考えると、住んでいる者は屋外に締め出されている状態で、窓も閉められませんが、本人はずぶぬれになっているのでは?
さて、デイサービスのお迎えがやってきました。インターホンを鳴らし転送された携帯電話で会話して、対象高齢者を(鍵は必ず持参で)連れ出して貰います。その時遠隔監視で施錠の有無を確認し、未施錠の場合は施錠します。
もうひとひねり欲しいなと思います。
さてこのケータイシステムに頼らずともWebカメラで監視映像を見ることが出来ます。設置場所にもよりますが、画像から読み取れるものはたくさんあります。これを組み合わせると良いかもしれません。但し、いずれの場合もインターネット環境を構築しているという必要があります。固定費はしっかりかかりますし、工事も必要です。
昨日書き残したケータイホームシステムの問題点は、利用シーンにマッチしないという事です。
安全に対してであれば、費用をかけても仕方がない。これはセコムやALSOK等が既にサービスを充実させています。これに代わるシステムでは無い事は明らかです。
ケータイホームシステムの場合、通信費以外はランニングコストが無く、初期費用だけですので安価ではありますが、効果が得られなければ意味がありません。
確かに施錠できることは有り難いのですが、施錠をした時に確認する癖をつけた方が安上がりですし確実です。
火災報知器との連動も、このシステムの稼働の不安定さでは即効性に欠けます。
宅配便が留守宅に来た時、インターホンを遠隔で動かし、対応できるというのも、それ以前に大手宅配便業者は留守宅へのサービスをどんどん充実させており、携帯電話と同じように、ケータイホームシステムもガラパゴス化するのではないかと思えてしまうのです。
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